所長: 2010年3月アーカイブ
さた研では所長が学生時代の時に揃えたオーディオを長年使用していた。
アンプ:クリスキット MARK8 + P35III
スピーカー:ダイヤトーンP610MA 自作(実のところ友人作)密閉箱50L
アナログプレーヤ:KP1100(トランクルームで休眠中)
チューナー:L-03T(同じく休眠中)
CDプレーヤー:最初ナカミチCD-4、壊れた後はHARD OFFで15,000円で購入したKODAK PCD255 (中身はPHILIPS製と思われる。made in Belgiumと書いてある)
結構満足して毎日聴いていたし、最近衰退一方のピュアオーディオなのでたまに秋葉原やオーディオユニオン、ヨドバシ等に出かけては、最近買い換えたいと思うようないい機器が少なくなったと思っていた。決して、予算がないことの強がりではない(?)
クリスキットに至っては、3年前に販売中止になる前に一つ予備を購入しているくらいのファンであった。
ところが、最近、デジタルアンプの性能がいいという話しを聞き、ネットで評判のよいTOPPINGのTP10 Mark4を購入したらこれがなかなか良い。プリアンプがないので、CDプレーヤーやDVDプレーヤーのピンプラグをその都度差し替えて使う形になるが、非常にナチュラルな音であり、SN比が低く様々な間接音が聞こえてくる。
一番驚いたことはアンプ本体が全く熱を持たない。ACアダプタもPC用みたいなもので、これで本格的な音が出るので驚きである。
多少線の細いところがあったので、今度はTOPPINGのTP40(トロイダル電源使用)を購入。これが非常によい。ナチュラルさはそのままに、非常に腰のすわった音になった。
プリアンプくらいは使えないかと思いMARK8を間に挟んではみたが、広い音像が狭くなるだけでメリットはほとんどない。PHONO入力専用機としてとりあえずキープするものの、はっきりと時代が変わったことを理解した。
しかし、10,000円足らずでこの音が出てしまうのであるから、最近のデジアン恐るべしである。
音場が広く、SN比が良く、ハイスピードなのに刺激が少ない。これまでの努力はなんだったんだという感じである。オーディオにお金を掛けるのが(そんなに掛けてないが)馬鹿らしくなってくる。
逆に、CDプレーヤとスピーカーについては、まだまだ許容力があることに驚く。
上には上がありそうだが、とりあえず20年ぶりに次のステージに進歩したという感じである。