ハノイ市内の交通規制
6月になってから、ハノイ市内の各所で大々的に交通規制が引かれています。
<それまで>
・交差点での渋滞が激しい
もともと、ハノイ市内は道が広くないのに、最近車が増えたこともあって通勤時間帯は混みがちです。ハノイ特有?の「鼻先突っ込んだ者勝ち」の交通ルールにより、箱根細工のように交差点の中で車が「詰んで」しまう。またその狭い隙間にバイクが挟まりにっちもさっちもという状況がよく発生します。
<何をはじめたか>
・交差点の一方向の閉鎖
交差点を太い道の中心線に沿って閉鎖し、単純に渡れなくしてしまいます。細い道から来た人は右に曲がって太い道に合流するしかありません(ハノイは車は右側通行)。そこで、数百メートル先にUターン路を設けて、必要な車だけUターンさせ、元の交差点で右に行く(これで実質渡れたことになる)ことになります。
<うまく行っていること>
交差点では信号があってもなくても警察官が抑止するまで車がどんどん進入し、車が交差点の中に滞留して流れを止める、という状況が多かったのですが、その状況は改善されています。
<うまく行っていないこと>
Uターン路の形状により、うまくいかない場合があります。中央分離帯の幅があり、左折・Uターン中の車をそこに逃がせるところでは、かなり円滑に行っていますが、中央分離帯の幅がなく、左折、Uターン待ちの車が左車線に滞留するとそこで道がつまります。また、Uターンの車もなぜか大きく二車線を使って回り込む(小回りしない・できない?)ことが多く、反対側車線を通せんぼする際に相手車線も詰まります。
<感想>
行き当たりばったりなのか、それともよく考えてやっているのか、実験につきあわされているのか、ベトナム人の間でも突然いろいろ変わってやれやれという状況のようです。普段と違ったところが混むので、家を出るときに会社に着く時間が読めないという問題が起きてます。どんどん車とバイクの数は増えていますので、早晩このような付け焼き刃では立ちゆかなくなると思われます。時差通勤でもしないとダメかも。でもみんな定時に出て、定時にきっちり帰るのが好きなんですよね・・・
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