2009年6月アーカイブ
ハノイでもっともポピュラーなビールはハノイビールである。小瓶もあるが、450mlの中瓶がもっとも普及している。所長のアパートの近所にハノイビールの工場があり、そのまえにいくつかの問屋がある。二週間ごとの週末に1ケース(20本)を自転車の荷台にくくりつけて買いにいく。
最初に買いに行ったのは去年(2008年)の6月くらいであるが、その当時は123,000ドンであった。(一本6,150ドン)
その後、夏の値上がり時期に130,000ドンくらいまで上がったが、秋が終わるころまた125,000位まで下がった。
ところが、この6月からすごい勢いで上がっている。5末では135,000ドンだったのが、6/13では155,000ドン、本日買いにいったら185,000ドンだった。
問屋のおばちゃんから言われるままに買うしかないのであるが、他の商品でも値が上がっているのか。ちなみにドルは6/13のときに近所の両替屋で1ドル18270ドンだったのが本日は18350ドンであった。
現在でも9,250ドンで約50セント=47.5円なので、日本の値段を考えると格安(日本は税金が高いことを考慮に入れても)なのであるが、あらゆる日用品の値段が去年の1.5倍になっていたら大変なことである。
この様子で値段が上がるのか、適宜記録していきたいと思う。
6月になってから暑い日が続いている。昼間は太陽が真上にきてかんかん照りになり、夕方はシャワーということが多い。去年はこの時期でも自転車で通っていたが、今年は無理である。昼休みに食事に出るとヤバいくらいに暑い。汗をかくとミネラル分が出てしまうのか、ぐったりと疲れる。
この時期昼間にゴルフでもやっていたらあっというまに脱水症状になってしまいそうだ。
会社や建物は冷房が効いており、タクシーも乗った当初は劇アツだが冷房で乗っている間に冷えてくる。出ると再び暑い。15度くらいの寒暖差に順番にさらされる。気をつけないと風邪をひきかねない。
土曜日に自転車でちょっと買い物に出た。大通りは日にさらされるので、いつもの路地裏を通っていく。影になってなんとなくひんやりとしている。これくらいなら冷房なしでもやっていけそうだ。ハノイでも「住まいは、夏を旨とすべし」である。
6月になってから、ハノイ市内の各所で大々的に交通規制が引かれています。
<それまで>
・交差点での渋滞が激しい
もともと、ハノイ市内は道が広くないのに、最近車が増えたこともあって通勤時間帯は混みがちです。ハノイ特有?の「鼻先突っ込んだ者勝ち」の交通ルールにより、箱根細工のように交差点の中で車が「詰んで」しまう。またその狭い隙間にバイクが挟まりにっちもさっちもという状況がよく発生します。
<何をはじめたか>
・交差点の一方向の閉鎖
交差点を太い道の中心線に沿って閉鎖し、単純に渡れなくしてしまいます。細い道から来た人は右に曲がって太い道に合流するしかありません(ハノイは車は右側通行)。そこで、数百メートル先にUターン路を設けて、必要な車だけUターンさせ、元の交差点で右に行く(これで実質渡れたことになる)ことになります。
<うまく行っていること>
交差点では信号があってもなくても警察官が抑止するまで車がどんどん進入し、車が交差点の中に滞留して流れを止める、という状況が多かったのですが、その状況は改善されています。
<うまく行っていないこと>
Uターン路の形状により、うまくいかない場合があります。中央分離帯の幅があり、左折・Uターン中の車をそこに逃がせるところでは、かなり円滑に行っていますが、中央分離帯の幅がなく、左折、Uターン待ちの車が左車線に滞留するとそこで道がつまります。また、Uターンの車もなぜか大きく二車線を使って回り込む(小回りしない・できない?)ことが多く、反対側車線を通せんぼする際に相手車線も詰まります。
<感想>
行き当たりばったりなのか、それともよく考えてやっているのか、実験につきあわされているのか、ベトナム人の間でも突然いろいろ変わってやれやれという状況のようです。普段と違ったところが混むので、家を出るときに会社に着く時間が読めないという問題が起きてます。どんどん車とバイクの数は増えていますので、早晩このような付け焼き刃では立ちゆかなくなると思われます。時差通勤でもしないとダメかも。でもみんな定時に出て、定時にきっちり帰るのが好きなんですよね・・・