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2006年09月02日
謎の野菜
金曜晩に出発したら東京で20度、笠間で18度だった。半袖では寒いくらい。
先週植えたわけぎが出てきた
ズッキーニはウリハムシに喰われてぼろぼろ。それでもまだ実がついている
パン発酵中
二次発酵
今日はTVの取材の方が訪れた。40代の3家族が参加。カメラ用にとって置いたスイカの収穫をし、切るところを撮る。端まで赤くて良かった。撮ったスイカをクルーに振る舞う。
雑誌とちがいTV取材はくたびれる。質問の中に、「平日の疲れと休日農作業で疲れて大変じゃないですか」「頭脳労働と肉体労働と疲れの質が違うので大丈夫です。よく眠れます」というやりとりがあったが、TVの取材を受けるのは頭脳労働なのだというのがよくわかる。
斎藤塾。スイカを植えたら隣家との境にこれが成っていた。これは何か
答えは干瓢(丸ユウガオ)。スイカの台木だが、葉を残すのでそこから枝が出てきてしまう。皮が非常に固いので注意。プロは専用の干瓢削り機を使うのだが、なんとか割って、皮むき器で削り、洗濯ばさみで挟んで干しておくと短い干瓢ができる。
キャベツ苗とブロッコリ苗の見分け方。キャベツはしゃもじ型、ブロッコリはウチワ型をしている。
また、ブロッコリやカリフラワーの茎は紫色のものが多い。
手前の薄緑色は白菜。その左向こうがキャベツ。右側はブロッコリとカリフラワー
その他質問:
カボチャを収穫して一週間経ったヘタにカビが出ている。大丈夫か。大丈夫。中に入ることはまずない。
すっかり秋の空である
その後、近所の卒業生の別荘で野菜クラブの懇親会があるとのことで、メンバでないにもかかわらず参加。
焚き火用の炉が切ってある
ガルテナーが持ち寄った一品をつまみつつ、「ガルテンとは何か」などの話しで盛り上がる。ガルテンを出たあと、どのような生活を選ぶかがポイントであろう。
その他作業:
ダイコン二種播種
ビーツ、レタス、ほうれん草、白菜、シュンギク、赤カブ、カブ(耐病ひかり)播種
白菜(チヒリ70)、キャベツ(彩ひかり、彩里)苗植え付け
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2006年09月03日
スイカ片付け
取材も終わったのでスイカを片付ける。例によってスイカ収穫後大穴を掘り、メヒシバを抜き、耕耘機をかける。結局2株で10個収穫。最初は4粒だったのだからたいしたものである。
小さめのスイカを実家に送る
また、インゲンの陰になるとブロッコリの成長が遅れるとのことで、インゲンの支柱を外し地這いにする。
畑の様相がすっかり秋作モードである。
向島から下りてアメ横に寄り、伊勢音で鰹節粉を買って帰る。18:30から仕舞うとのことで結構ぎりぎりであった。
作業メモ:
米ヌカを一部にまく
コリアンダー蒔き足し
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2006年09月13日
不作
先週末は研究員と姫が笠間に行き、所長は神戸で友人の結婚式に出ていた。
新郎は大学の教養の同期だが、当時の同級生が集まっていてちょっとした同窓会であった。
実はグライダーと寮生活以外、教養時の記憶が非常にあやふやである(授業やゼミなど)。仕方がない。大学にはいるまでと同じだけの月日が経過しているのだ。というのは言い訳で、恥ずかしいほど怠惰に過ごし、失敗ばかりしていたので忘れたいとの潜在意識があるのではないだろうか。
以前エダマメが全然ダメと書いたが、研究員が藤枝農園のりんごオーナーで紅玉がカメムシにやられてどうしようもないため新世界に変更されたと言ってきた。今年はカメムシが大発生している。
また、リンクしているゴマ屋の斎藤さんもゴマが不作なため、近くの食品工場に夜勤の出稼ぎに出ているとのこと。
クラインガルテンに毎週通ってにわか農家気分!というのと、現実に農業で喰べていく、というのは全く次元が異なる。この夏の日照不足は多くの農家にとって年収の大幅な減少を意味する。ガルテナーはサラリーマンという安定した職業の余剰金でまねごとをしているに過ぎないのだ。ただ、安定したサラリーマンという身分ももはや風前の灯火である。
今後十数年の間に、一つの定職だけでやっていける人というのはごく少数で、複数の分散した仕事をあわせて糊口をしのぐ、という時代がやってくるのではないか。ただ、その時点の仕事は今のような会社至上主義というものではなく、地域社会や上下の世代とつながりがあるものになるだろう。可処分所得は減ると思うが、そのほうが身の丈の生活かという気がしないでもない。
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2006年09月17日
アイスクリーム&枝豆
金曜晩到着。土曜日はズッキーニ片付けと山吹剪定。暑くも寒くもなく野外作業が快適である。
斎藤塾でもらった白菜苗が全滅。探ってみるとカイコのような立派なネキリムシ発見。久野さんの白菜苗が流れてきたのでありがたく頂戴して植える。ガルテナーからもスイスチャードの苗なるものを頂き植える。
芽の出たほうれんそう。なんでこんなに混植?と思ったら研究員がタネをこぼしたとのこと。きちんと蒔くよりいい加減に蒔いていたほうがよいかもと言う好例
この季節は葉物の端境なのだがエンサイ(空芯菜)だけは青々と茂っている。ごま油炒めが美味
一番最初に収穫したカボチャのヘタ周辺がかびてきた。早取りしすぎたか
日曜日は胡麻やに寄り刈ったばかりの黒米の穂をいただく。本格的な稲刈りはゴマが終わってからなのでたぶん10月、「肥料やってないから絶対倒れない」とのこと。タマネギ苗は種から55日が植え付け時。ハウスに植えているので多少早いが、10月末頃だそうな。
また、ポレポレの酒屋が撤退してしまい瓶ビールの入手先に苦慮していたが、磯蔵より「駅前のすずきさんにあるのでは」との情報を得て向かう。見た目は地味な酒屋なのだが立派なワインセラーがあってびっくり。フランスワインを中心に結構な品揃えである。笠間通いも1年半になるがまだまだ新しい発見がある。笠間恐るべし。
たまには笠間の酒以外ということで、武勇の辛口純米を入手。
アイスクリームメーカーが冷凍庫を占拠しているのが面倒なので、ガルテナーにアイスクリームを振るまい店じまいすることにする。
子供らは折り紙教習。見事な正十二面体ができる
アイスクリームが売り切れたころにいぶ家がお友達を連れて登場。枝豆の見事な束を大量に持参。お相伴に預かる。人手があるうちに莢を外す。働かざる者喰うべからず
まだまだある
大型のてみにこれだけ。枝豆は今年はダメだったため茹でてむさぼり喰う。枝豆リビドーもようやくおちついた。
アイスクリームメーカーはまた出番があるだろうと考え、再度冷凍庫の主となった。
道路が渋滞しているので、笠間図書館から借りたDVDのディスカバリーチャンネル「イヴ仮説」を観る。研究員は熱心に観ていたが骸骨が山ほどでてくるので姫はこわかったそうな。21:45笠間発。渋滞も解消し快適に帰れた。
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2006年09月18日
カボチャの煮付け
昨日のカボチャで煮付けを作る。割ってみたところカビの影響は全くなかった。
さた研の煮付け方法は「丸本淑生のシンプル料理」のレシピによる。
カボチャを一口大に切り鍋底に並べる。高さがカボチャの大きさを物語る
日本酒を5mmほど鍋に張り、醤油を回しかける
蓋をして中火で15分ほど蒸す。
箸を挿して通ればできあがり
失敗知らずで簡単に美味しくできるし、煮汁も出ない。ビタクラフトなどの密閉性の高い鍋でのやり方なので、おもちの方は試してみて下さい。
2006年09月23日
男の料理教室(かぼちゃの肉詰め)
風が吹いたのか、肥料袋が庭にとばされている
ミニトマト。枝の勢いは多少落ちていたが、まだまだ成る
ホウレンソウとビーツ。取材の時に間違えてホウレンソウの後にビーツを蒔いたら同居することに。まあ一目瞭然なのでよしとする
ナスを収穫
オクラを収穫
オクラの葉が巻かれている。中には虫の卵が
沈思黙考。カエルはいつでも哲学的だ
今日は男の料理教室でカボチャの肉詰め。今回の講師は当研究所の研究員である。早い話がハンバーグの具をカボチャの穴に詰め、焼くのだ。
レシピはこちら
まず、タマネギを透き通る迄炒める
本来は手前のお手本のようにカボチャを横に切らなければならないのだが、指摘する前にみんな縦割りにしてしまった。男はそんなところにはこだわらない
カボチャの種をとる
豚挽肉(茨城名産ローズポーク)を厳密に分ける
タマネギ炒めが冷えたところで挽肉と混ぜる
カボチャに詰める
ちょっと中身が足りないか。詰めてオーブンに入れて40分
ご婦人方はカカシ作り。カカシが妙にムチっとしていてコワい
焼いている合間にトマトサラダ作り。本来はコリアンダーであるがコリアンダーが苦手な人にはパセリを入れる
スパゲッティ(ニンニクとトウガラシのオリーブオイル)作り。ニンニクとトウガラシは笠間産
焼き上がり
本日の三品
いただきます
棒があれば登りたいお年頃
この日は姫の9歳の誕生日。ハッピーバースデイの歌で祝って貰う
トウガラシが思い切り効いていて結構辛い
片付ける迄が男の料理
自慢のカカシがずらっと並ぶ。収穫した後に立てているのはご愛敬
後ろ姿
本日の収穫
日が落ちるのが早くなった。ラウベに灯りがともる
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2006年09月30日
久々に斎藤塾
金曜晩に到着、東京21度、笠間は16.5度。今週は笠間に大雨が降り、畑がベタベタである。大雨の後だと耕耘したところが返って固くなるのが面白い
朝。さた研のラウベでは温海かぶは出なかったが共同農場の方は順調
里芋の葉が少しずつ元気がなくなってきている
ささげ。支柱を倒してしまっても元気
オクラ。まだまだ伸びる。ただ、以前は一週間放っておくとチャンバラが出来そうだったのだが、この一週間ではそれほど伸びず、食用可。
早生のキャベツ。来週が採り頃か
ナスはもうおしまい
勝手に生えてきた地這いニガウリ
万願寺甘とうはまだまだ鈴なり
本日の収穫
所長は土手の草むしり。草をむしっていると無心になれる、ということはなく、仕事のことなどとりとめもなく考えている。
笠間に珍しく飛行船。ドコモの家族割引だそうな。飛行船飛ばす予算があればガルテン界隈にアンテナを立てて欲しい(笠間クラインガルテンではドコモの携帯は使えない)
秋アスパラ。タバコくらいの大きさ
笠間市内の胡麻やに行く
稲穂サンプル。上が黒米、下がコシヒカリ
来年の構想など
16時より久々の斎藤塾。
ゴマの実(さや)が成っている。通常3mくらいになるらしいが、今年は1.2mほどしかない
ゴマの収穫。ゴマの収穫で大事なのはゴミや泥を入れないこと。このくらいの状態で収穫する。このように汚れてしまったものは、持って帰ってホウキで下から上に掃き、できるかぎり泥を落とす。逆にやると莢が取れる。葉は取っておく。立てて乾かす。下から順に莢がはぜてくるので、乾いた段階で下に向けると7割方のゴマが落ちてくる。残り3割はゴミとの分別を考えるとあきらめたほうがいい。
ゴマを目の細かい洗濯ネットに入れてふるうとさらにゴミが落ちる。売り物にするときは洗濯ネットを水にさらして洗う。ただし、晴れている日の午前中に行い、すぐにネットのまま干す。こまめにひっくり返しできるだけ早く乾かすこと。
ちなみに取れるのはこの大きさで小さじ1位。ゴマの値段はほとんど収穫してからの手間賃だと思った方がよい。
ゴマにつくオオシモフリスズメ。リンク先の幼虫は緑色だが、この時期になると枝が枯れてくるので茶色に擬態してくる。サツマイモにも付く。尻尾に角がついているのが特徴。右側が頭である。
採り頃のキャベツ。花芽が育ってくると段々ゴツゴツしてくる。このようになると叩いただけで割れることがある。
その他:
今はキャベツ、大根、白菜の成長の適温。ただ、これからヨトウムシが出るので注意。
Q:白菜とダイコンがネットのなかで同居しており、ダイコンがネットにつかえているのだが、ネットは外したほうがよいか?A:まだしていたほうがよい
Q:畑をひっくり返したら小さいカブトムシの幼虫のようなものが居た。何か?A:コガネムシなどの甲虫の幼虫ではないだろうか。根を喰う種類もあるが、それほど悪さはしないはず。
Q:これから蒔けるものはあるか。A:ホウレンソウ、小松菜、春菊などの葉物(軟弱野菜)。マルチをするなら、ダイコンやカブも行ける。
Q:ゴボウの収穫時期は?霜があたってから。冬中収穫可能だが、あまり冬だと土が凍って掘れない。
山芋、里芋も通常、霜があたってから。石川早生はお月見のことにできるが。里芋などは、葉が大きいうちは対してイモが育たず、葉が枯れそうになるころに葉の養分がイモに行って最後の最後で一気に大きくなる。
Q:ニンニクはもう植えてよいか。A:植えてもよいが、まだ夏草が出る。2週間で夏草は出なくなるので、その後植えたほうが楽。
謎の野菜再び。これは何か。
カボチャの一種ではないか。喰えるのではとのこと。
タマネギ苗。生え方にムラがある
なぜかうちの区画ではニンジンはうまくいかない。毎回マンドレイク状態
ニラ。先週根もとまで切ったのに、20cmくらいに伸びている
収穫したミョウガを包む姫
ガルテナーの同級生が「読みきかせ」の歌の音程を取りに来る。ピアニカで伴奏。
その他作業メモ:
土手草取り
赤カブ、耐病ひかり播種(遅いか?)ネット掛け
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