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2006年04月01日
二年生進級+斎藤塾
4月1日からガルテン生活も二年目を迎えた。斎藤塾に集まる人々
去年の復習。畑作業は9月まで。
GW連休明けで一服。梅雨前に草取り(梅雨中は雨で草取りができないし、その間に育って手に負えなくなるので、梅雨前になるべく草取りを十分に行う)
6月下旬からソラマメやエンドウなど収穫。
梅雨明けから盆過ぎまでは仕事がない。その間は暑くて日中畑にいられない。
最初の4週は座学中心。
有機農業の話は、最初はしません。冬になったらじっくりと。まず実践
「タネ」と名が付くものは消毒(農薬処理)してある。食べないこと
4/1には畑に全部植えず、畑を空けておくこと。4月~GW明けに3割、夏野菜で3割、秋冬で4割。
Q:すでにソラマメなど越冬野菜が植わっているところは勘定にいれるのか?
A:それは勘定に入れなくてよい。秋冬用には使える(収穫が終わっている)はず
マルチの貼り方。写真では黒マルチだが、これは除草剤と兼用するプロ農家用。実際は透明のものを使うべし。透明は地温が上がり、マルチの下に生えた草がフィルムで焼けるのでよい。できるだけぴったりと張ること。空間ができると雑草の温室となるし、地温上昇の効果も落ちる。
マルチ購入時の注意:
透明がなければ銀ネズ(不純物が多少入っているので安い)でもよい。黒は黒マルチ、タバコなどで利用している銀ピカのやつはシルバーと呼んでいる。
マルチの包装に記載されている数字の読み方(メーカーによって多少違う)「9224」は、「9」90~95cmの幅で、「2」2条、「24」穴間が24cmという意味になる。「3230」だとしたら、135cm、2条、穴間30cmの意味。それ以外にチドリ(互い違いに穴が空いている)など書いてあることが多い。
その他質問:
Q:タマネギの追肥は必要か?
A:不要では。あまり追肥すると倒伏しなくなる。倒伏しないと玉は大きくなるが腐りやすくなる
Q:ゴボウは何時植える?品種は柳川理想
A:5月中。株間15cm、5粒。あらかじめ深耕するか、土盛りするとよい
マルチ張り実習。まず畝を切る。平畝の場合、盛るのではなく、平らなところに溝を切ることになる。
マルチを延ばし、自分の足に土をかけるような感じで土を載せていく。このときに両足でビニールを踏んでいくことによりマルチがぴんと張られる
徐々に下がっていく状態
微調整。マルチの上に土が被さるが、それは雨や風で飛ぶので気にする必要はない。
実習してみる。見るのとやるのでは大違い
夕方は城里町のホロルの湯に出かけた。夕方17時以降は大人500円、子供300円と格安である。この手の施設にしてはプールが充実しており、25mが3コースもある。ただ塩素がきつく、姫の目がはれぼったくなってしまった。ゴーグルは持ってきたほうがよかろう。なお、プールはスイミングキャップが必要。(100円でレンタルもあり)
不思議だったのは、プールの更衣室と温泉の更衣室が別々に設けられており、バスタオルだけで移動しようとしたら「着替えて下さい」と注意されてしまった。Tシャツと短パンくらいの中間着を持ってくるとよかろう。帰りは笠間のジャスコに寄って目薬を購入し姫に点眼して帰る。刑事コロンボ「別れのワイン」のDVDを見る。こんなストーリーだったっけか。赤い車はフェラーリだと今になって判る。
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2006年04月02日
ケーキ作り実習
朝7:30からラジオ体操+ウォーキング。途中にカタクリの花が咲いている。
白菜から菜の花が出てきた。白菜の菜の花は美味しいらしい。来週取ることにする。
畑に居ると、散歩中のPdog5とむらの犬が一匹旧Nさんの区画内に走り込んできた。「そこはダメ。もうNさんいないのよ」かわいがって貰いにきたらしい。隣の私と眼が合い、「あれ、違うや」という顔をして出ていった。犬はかわいがってくれた相手を記憶しているが、居なくなるということの説明は理解できず、他の人が入居して初めて納得するのだろう。
9:00から安全講習会が開催された。草刈り機と耕耘機の使用方法の説明
今度は耕耘機
4/1から直売場とそば処が市の直営からJAに移管になり、移管記念イベントをやっている。その中で「親子ケーキ作り教室」があり、グリュイエールのパティシエが指導してくれるとのこと。当日空きがあったので思わず申し込む。参加費2,000円也。
課題は苺ショートケーキの作成。すでにスポンジと生クリームがあり、苺は直売場目の前の苺ハウスから採れたてのものを使う。
まずは添え木と長いパンナイフを用いて、スポンジを3枚におろす
スポンジと生クリーム。7分くらいまで泡立て済み
パティシエの方から各自のボールに生クリームが配られる
仕上げの泡立て。最初はいい調子でかき回しているが、どんどん重くなる
ピンと立つようになったら出来上がり。それ以上やると水とバターに分かれるので、やりすぎないことが肝要
泡立て器ですくって持ち上げ、搾り袋の中に落とす
スポンジにキルシュワッサー入りシロップを軽くハケで塗り、クリームを渦巻きに絞る
その上に苺のスライスを載せる
更にクリームを搾り
上のスポンジを載せる。この時点でスポンジがずれないように注意。また、回転台の中心に来ていることを確認。
泡立て器からケーキの上にぼとりとクリームを落とし
へらで上を平らにならし、サイドにクリームを盛っていく。微妙にヒラヒラと動くへら。簡単そうに見えるが熟練の技で、そう簡単にできるものではない。小田原のかまぼこ博物館を思い出した。
回転台をくるりと回すとサイドが綺麗になめらかになる
その後上の出っ張りをなだらかにして見事な円柱のできあがり。台の下のクリーム部分を整理しておく。
この時点で箱に入れるための紙台に移す。へらを入れてケーキを浮かせたあと、手で下から支え、紙台の爪の上に降ろす
飾り用のクリームを搾り
苺を飾って粉糖をふる
お手本の出来上がり。サイドがなめらかである。「そりゃこれでご飯を食べてますんで」
神妙に作業中
トッピングの苺はどこから置くべきか。真ん中説とサイド説で議論となる
ケーキも出来てほうれん草のつみ取り。本来は株ごと抜くのだが、掻き取っていくといつまでも生えてくる。そろそろトウが立ってきたので限界か。
図書館に寄って14:00笠間発、16:00帰着。
その後姫は祖母の家にお泊まりなので、ケーキを持っていく。
上面から。前側のクリームの飾りが小さいほうが姫作成分。「わたしのほうがうまくできたでしょう」と得意満面。
やはりサイドがガタガタである。そう簡単にできるものではない。まあはじめてにすれば上出来であろう。味はスポンジとクリームと苺で決まるので、見た目はどうあれ、非常に美味であった。
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2006年04月06日
ぞうきん
今日は新学年初日であった。明日持っていくものないか?の問いに学級便りを見ていた姫が、
「あ、ぞうきん二枚って書いてある。一枚しかない」「ばかやろ、そんなの早く言え」「だってこれまで何もきいてなかったんだもん」
笠間生活のおかげでボロタオルは山のようにある(泥ですぐくすんでしまうので、当研究所では笠間用のタオルにはマジックでアーノルドパーマーのような傘マークを書いている)。一枚を4つにおり、不承所長がちくちくといい加減に縫い、ぞうきんらしきものをこしらえた。
この手の縫い物を学校で習ったのは小学校の家庭科だけ。そのときは「これって勉強か?」と思っていたが、今になってみると他の学科より役にたっているかもしれない。
2006年04月08日
本戸の花見
朝に築地に寄って笠間に行く。今日は花見とのことで、築地市場で卵焼き(松露と大定
)と奈良漬け(吉岡屋)を入手。
奈良漬けの瓜がでかい
本戸小学校跡地の桜は満開であったのだが、風が強いので敷地内の公民館に避難。最初こそ窓辺に桜が見えていたものの、日が暮れればタダの呑み会である。
お世話になっている市役所のグリーンツーリズム推進室の方々
すでに一年生が4組参加していた。非常に勇気のある方々である。
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2006年04月09日
第一回栽培講習会
地元農家の久野さんによる栽培講習会が開催された。場所は日帰り農園の空き区画。
右手前がサトイモ、左がヤツガシラ、右がショウガ
葉が広がるので畝幅1m、株間は25~30cm
足で土を掛けていく。「かっこいい」の声多数。本当か?
ショウガ苗。このくらいの大きさがよい
あまり大きい場合は分割する。
サトイモと同じ幅くらいに植える。あまり深くなくてよい
ホウレンソウの筋蒔き。プロがやると4cmくらいの幅に種が展開する。なかなか素人はこうならない。
ラウベに戻ると、すでに毛虫が出ていた。レタスにも大根にも節操なくついている。防寒のためなんだろうか。丁重におひきとり願う。
ナバナの菜の花。実はナバナを買わなくてもあらゆるアブラナ科の作物は菜の花ができる。
サトイモを植えてみた。連作障害はないとのことで、去年と同じ位置である。
蒔いたもの:マルチでレタス、春蒔き大根、春蒔きカブ。防虫ネット
植えたもの:サトイモ、ヤツガシラ、ショウガ
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2006年04月15日
斎藤塾+入村式
金曜晩23時笠間着。晩酌にワインを呑んで寝る。
アスパラガスが立ち上がっている。最初の三本は育てる為に取っておく。次が楽しみ
芽キャベツ。あっという間に丈が二倍ほどになってしまった。「トウが立つ」とはまさにこういうことなんだと納得する。
白菜。上は可憐な菜の花である
ナバナ。早速モンシロチョウの訪問を受けている
大根の花は白い
ソラマメ。花が沢山咲いている。収穫は期待できそうだ
先週植えたマルチの状態。ここにはレタスを蒔いたのだがレタスの双葉だろうか。他の穴も同じようなものが生えているのでレタスなんじゃないだろうか。次週に続く
ダイコン。これはカイワレなのでダイコンだと確信を持って言える
次のマルチを張ろうとしたら泥だらけのアマガエルが出てきた。「ケッ。折角寝てたのに起こすんじゃねーよ」渋々移動。丁重にナバナの虫を食べてくれるように依頼。
斎藤塾メモ:
これから仕事が増える。草取りと虫見。天気のよい日中に、雑草が生えだした双葉のときに土の表面をひっかいてやるとひからびる。
サトイモは5/20頃。植えて置いてもよいが、最初の1ヶ月は動かない。ネットに入れて、日当たりのよいところに埋めて活けておき、芽だしをした段階で植えるべき。今植えたのなら掘り出したほうがよい。ショウガも同様。
Q:そのまま植えて置いてもよいのでは?
A:かまわないが、雑草が生い茂る中でサトイモの新芽を見分けることができるか?
これからの害虫。キスジノミハムシ。アブラナ科に出る。防虫ネットが有効。
Q:芝生に白緑の芋虫が出るのだが?
A:ガガンボの幼虫。無害。
Q:レタスにもキャベツにも黒い毛のはえた毛虫が付いている。これは?
越冬した毛虫では。ナントカケンモンといって食害はしないはず。
ヤマイモの植え付けは今のうち。GWまでに植える
アンドンの張り方。ガルテンは有機だから使わないが、肥料袋がベスト
5月の中旬まで。その後はアンドンも不要。
ナスはハウス内に植えないこと。ナスは水で取るという
トマトは逆にハウスのほうがよい。
ニンニクの収穫時期。葉が半分枯れたら採りどき。タマネギのように倒伏はしない。
一年生を迎えて入村式が盛大に開かれた
農政課課長さんのお話
今回の参加者は130名。外にはみ出すガルテナー。結構寒い
新しい栽培指導員の方が紹介された
かさま親善大使のお嬢さん方による笠間のイベントの紹介。なぜかポスターを持っている姫
沢山のガルテナーが参加
ガルテナー代表による乾杯
新人ガルテナー
調理室も開放された。ほとんどスタンドバーである。熱燗が好評
二次会。風が収まって外でも快適
それぞれのラウベの中で今年の計画を考えながら寝る。
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2006年04月16日
栽培講習会
新しい栽培講習会の講師による講習会が開催された
姫の仲良しのうちと合同で昼飯。去年作ったシソ胡麻ペーストのパスタ。同じように見えるラウベは微妙に間取りが異なる。各ラウベにそれぞれの工夫があり、それを見るのも一興。
13:45に笠間発。常磐道でW8パサートワゴンに引っ張って貰い、15:15に自宅着。昼間とは思えない速さ。
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2006年04月23日
アースデイ
この週末は自宅で過ごした。まず家庭訪問に備えて掃除。
昼過ぎに馴染みの酒屋が店じまいをするというので珍しい酒を大量に買い込む。
夕方はニフティのパソコン通信華やかりしころの車仲間と1年半ぶりに呑む。
つい呑みすぎ、日曜は昼まで寝たおす。
昼から姫と一緒に歯医者に行く。姫は歯を抜いたがけろっとしている。本人の感覚なのか医学の進歩か。終わった後代々木公園のアースデイに行きUA(姫にいわせればううあ)のボランティアコンサートを見る。双眼鏡を持っていってよかった。PAも良く音量も適切でUAの歌声を堪能する。タダなので隣の若者の酔っぱらい集団が騒いでいたのは仕方ないか。
ううあ。非常に小さい。双眼鏡だとちょうど視野に上半身が入る距離
2006年04月29日
連休初日
金曜の深夜0:30に到着。GWのためか通常より交通量が多い。途中覆面パト2台。大人しく後ろについて走る。
朝みるとスギナとタンポポだらけ。スギナが多いのは酸性度が高いからなんだそうな
ついに芽キャベツまで菜の花化
直売場のイチゴ。手前は加工用(といっても小さいだけで鮮度抜群)そろそろイチゴシーズンも終わりか。
タケノコが出ている。孟宗竹のタケノコは巨大
左はタラノメ、右はコシアブラ
左はゼンマイ、右は行者ニンニク
今回の購入品
大きいので茹でる前に皮を剥く
茹でようと思ったが鍋に入りきれず、半分に割るもまだだめ、片方を1/4に割る
作業としては植えるものはまだない。刈払機で草刈りをする。昨年よりずいぶん虎刈りが落ち着いた。
15:30頃からひどい雨になるが、16:30頃には上がる。
斎藤塾内容:
苗を購入していきなり露地に植えないこと。温室から出てきたばかりなので、冷気に当たるとしおれる。ハウスの脇やラウベの軒下など暖かいところで馴らして(馴化という)から、帰る日に植える。かえって何日もホームセンターで過ごした苗のほうが(馴化済みなので)よいかもしれない。
質問:
ソラマメで側枝が出てきたのだが、切った方がよいか?
切る必要はない。
ソラマメの収穫の目安は?
莢が黒ずんでくる。黒ずみは品種によって違うのでいちがいにこうだとは言えない。取り頃を逃すと黄色くなってくる。どちらかというと早取りでみずみずしいほうが黄色くなってぱさぱさよりもよいのでは。
種まきで深く植えるとダメな物は?
ミツバ、ニンジンなどセリ科。レタスもあまりよくない。
オクラは苗で?直播きのほうがよい。
セロリを蒔いたのだが、何か気をつけることは?
窒素多めに。ガルテンでは牛糞堆肥しかないが、多めに。
斎藤塾終了後、山新によってコンポストを見てくるが買わず。
本日の夕食。筍ご飯、カツオのたたき、若竹汁、天狗納豆
研究員とワインを空けて寝る。
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2006年04月30日
雑誌の取材
今日は雑誌の取材があった。20代~30代向けの雑誌で、「充実した余暇を過ごしている人」の特集なんだそうな。年齢制限に引っかかりそうだが、とりあえず一番若手とのことで白羽の矢がたった。
30分ほどのインタビューの後、写真撮影用に耕耘機運転とカブ、ダイコンの間引き。もうしばらくすると色々作物があるのだが、今の時期は割と地味な作業ばかりで写真映えがしないのが残念。
ハウス苺はそろそろ終わりだが、ラウベの露地の苺(実は姫の学習教材の植え替え)はこれから。ちょうど花が咲いている
手前はニンニク、奧はソラマメ。ソラマメの花はいい香りがする
昨日刈ったタンポポがあっというまに開いて種を飛ばしている。単純に乾くと開くのか、世代を残すことの執念か。
図書館に寄ったあと、柳研により、緑肥用のソルガムの種を買って帰る。ソルガムって何?と思ったら高粱のことであった。
本日の作業:
イチゴシロップ作り
ダイコン、カブ間引き
ズッキーニ苗植え付け。割り肥(深いところに肥料を固めて入れる)を試す
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