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2005年05月01日
春作付表
春の作付表を作成した。(PDFファイル)
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来週の作業は枝豆用とトウモロコシ用のマルチ張り。枝豆、なす、ししとう、ピーマン苗
の購入と植え付け。アンドン作り。
ナスは日当たりが効くというので、場所はちょっと考えたほうがよいかもしれない。
大豆の北側か。
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2005年05月05日
GW2回目
5月3日は研究員が仕事のため、笠間に行かず姫をつれて実家の片づけをした。
久々に見た実家の庭はそこら中にドクダミがはびこっている。以前はこれほどではなかったのだが、土壌の酸度等が関係しているのだろうか。
所長の実家の両親は戦後の物資難の時期に育ったためモノが捨てられない性分である。とにかくよくモノをため込み、モノに埋もれるようにして暮らしている。所長は整理好きの研究員と一緒に暮らすようになって以来会社の机の上を聖域としてきたが、その聖域も個人情報保護法の関連でモノを置けなくなってしまった。本当に必要なモノだけに囲まれた暮らしはシンプルで贅沢で美しい。(といっても東京のうちはまだまだ不必要なモノがいろいろあるのだが)
両親に「捨てろ捨てろ」と力説するのだが、なかなか人の性格は変わるものではない。
「何かに使える」「その何かって何?いつ使うの?同じものいくつ持ってる?」と理詰めで攻めると、「そんなに母さんをいじめるんじゃない」と兄が怒り出す。こちらも悪いことをしているような気になってくる。時間を置いてモノ地獄から解脱するのを待つしかあるまい。
その後ジョイフル本田に行く。なんと秋葉原で「そんなのないよ」と言われたペンダントライト用のソケットがあった。笠間のラウベに吊したいと思って中古のペンダントライトを入手したのだが、コードが短いのにソケットが分解できなくて困っていたのだ。迷わずゲットする。来たかいがあった。
5月4日は大宮アルディージャvs柏レイソル戦を埼玉スタジアムに見に行く(知り合いにタダ券をもらった)。埼玉スタジアムは浦和ICの横に偉容を放っているが、電車で行くのは埼玉高速鉄道の終点から広い遊歩道を歩いていく。綺麗なスタジアムだ。午後の日差しの中昼間からビールを呑んで観戦しているといかにも「お休み~!」な気分でくつろぐ。姫は滅多に飲めないコーラを買ってもらって大喜びである。ハーフタイムにアルディ君が出てきた。
この手の着ぐるみとしては非常に上出来で所長としても「かわいい!」と思ってしまう。試合は大宮アルディージャが1-0で勝った。
5月5日は明日が遠足の姫が100円でおやつを買うという難題に挑んでいる。あてにしていた駄菓子屋が休みのため、コンビニとスーパーを何軒も行脚して悩みまくっている。ロットが大きくなっている現代の菓子を100円分買うのは非常に大変だ。結局100円でキャンベビー(これも懐かしい響きだ)を1つだけ購入。物々交換で攻める模様。1品のみで大丈夫かとちょっと気になる。
毎日使っていたコーヒーサーバー(主にティーサーバとして利用:20年以上の年代モノ)が割れてしまったので新宿のヤマモトコーヒーに買いに行く。結局普通のカリタのサーバに落ち着く。
その後研究員のたっての希望で花園饅頭でみそあんの柏餅を食す。研究員は柏餅はみそあんでないとダメなんだそうな。上品で普段あんこが苦手な姫もあっさり食べてしまう。晩は研究員お手製の中華ちまき。
なんか違うぞと思うが、上出来なのでよしとしよう。
菖蒲湯に入って寝る。
2005年05月07日
第6回栽培講習会
金曜の晩到着。車の温度計で見ると8.5度。東京都心と10度も違う。寒かった。
朝の見回り。ジャガイモ。植えた数だけ出てきている。
レタス。なんとか根もついたようだ。そこらへんからのこぼれ種の移植もあり数が増えた
アスパラ。上が枝分かれしている。姫の首ほどもある
アーティチョーク(またの名をアリマキ牧場)。相似形で少しだけ大きくなる
コゴミ。もうすっかりシダの仲間である。
これはひょろんとしたものは山芋か?下の双葉はフキである
スギナだけは元気である
クラインガルテン周囲の野山がもやに煙っている。
アスパラ。勝手に生えてきている。耕耘機でかき混ぜたところなのに。丈夫なものだ
移植しようとしたら軸が折れてしまった。明日のみそ汁とし、根は植える。
マルチ張り本番。
マルチはマタのサイズに規定される。斉藤さんは135cmでも大丈夫といっていたなあ。
ちなみにこれは90cm。
指穴でブチブチ切りの術。姫も真似したがるが子どもの指ではなかなか開かない。
マルチ完成。たまたま置いてあるマルチが穴間が狭いもの。1つおきに植えればいいや。
マルチ張り前に耕耘機を入れた。こんどは脇立ちの術により足あとのない畑。
昼は豪勢に笠間駅前のグリュイエールに行く。姫はスパゲッティードリア、研究員はフランスパンとサラダ、所長はカレー。ここのカレーは「辛いですけどいいですか?」と聞かれたが本当に胡椒辛い。ここのケーキおよびインテリア、エクステリアは本当に魅力的である。これだけで笠間が単なる地方都市でないことがわかる。この店がこの佇まいのまま自由が丘にでもあれば、行列山となすであろう。
種から始めたスイカ苗が双葉の段階でビニールにひっついてしまい白焼けしてしまった。これは失敗。間に合わなかった。わきから2つ出ているのでそちらに期待。
16時から栽培講習会。
ジョイフル山新でサツマイモの苗ばら売りが入手可能。5月中旬まであるとのこと。
ちなみに、100本1000円が相場である。
果菜の支立て方。
ナス。3本仕立て。一番果(最初に咲く花)の前後3本を残す。それより下はかく。接木苗だと一番下に台木の双葉があるが、そこから芽が出てくる。当然かく。大事に育てないように。
固定の仕方は弓竹を十文字にし、3本を結び付ける。倒れないために必要。
ナスの取り頃。
肌触りしっとりがよい。つるつるは過ぎている。
ヘタのまわりを見る。育ち盛りのときは毎日伸びるので、ヘタの星形の下に焼けていないところがある。それがあるうちが取りどき。そこがなくなると種に栄養が行くモードになっておりおいしくなくなる。
きゅうり。
飛び成りと節成り。いまのものは大概節成りだが、地這いキュウリにはたまに飛び成りもある。飛び成りは小づるになるので、積極的に主枝をかいてやる必要がある。1本に40~45本が合格点か。
キュウリはキュウリネットを使う。18~24cmの網。積極的に網にからむわけではないので、物干しザオ用ピンチでガイドしてやるとよい。
ピーマン、とうがらし、シシトウは原則放任。支柱だけは立ててやる。苗木の根本にブスッと差して根をいためないよう注意。芽かきも不要。
トマト。結構大木になるので注意。支柱はしっかりと。
3段目か4段目に花房がつく。花芽は切らないこと。(うずまき状になっているので葉と区別つく)
秋風が吹いたら早めに片づける。(いつまでも色づかなくなる)
カボチャ、スイカ 原則放任。
寒い時期はホットキャップが必要。蒸れてもかまわない。
ウリバエ(ウリハムシ)が出るので注意。ホットキャップ一杯になるまでははずさない。
防虫ネットはしていたほうがよい。ただしいつまでも外さないと虫媒花なので実が成らない。
スイカとカボチャ。実の食べ頃。日数を数えるしかない。叩いてわかるというのは迷信?わかる人がいたら教えて欲しい。
日数を数えるには色リボンを巻いておくのが便利。そのうちつるがごちゃごちゃになりわからなくなる。
元にちかいほど美味しい。
カボチャの取りどき。軸がメロンみたいに枯れてくる。コルク化という。
ズッキーニもかぼちゃと同じ。
オクラ。放任。取りどきを逃すとチャンバラができそうな・・・
人工授精。笠間では不要。虫が働いてくれる。雌しべを痛める可能性もある。
トマトーン。ホルモンの一種。露地では不要。季節外れに作るときに使う。
トマトの支柱は丈夫に。重さにまける。
スイカ、メロンはカラスが来るので注意。
なんでか動物は食べ頃がわかる。(所長注:匂いなんじゃないか?)
トウモロコシ、枝豆は鳥よけが必要。
畝の外がわから、首をのばして届かないあたり(15cm上、15cm畝の外側)にヒモを渡す。
苗の真上だとついばまれておしまい。
サツマイモのつる返し。
日光は欲しい。しかし根がおりると栄養が分散する。なので積極的につる返しはやる。
やっても1週間たてばもとの黙阿弥?
その後の質問コーナーで面白かったもの。
コゴミ:売っているコゴミみたいにならず、シダの葉っぱである。これから巻くのか。
もう成らない。タイミングの関係で巻いている時を逃したのでは。来年に期待すべし。
地元の種をためしてみませんか。
その後、斉藤さんの近所で篠竹を入手。といってもささ(アズマネザサ)林に行ってちょんぎる。
面白いのは単一生態になると下草が生えないため、しの林の中に座ると結構見通しが利くことである。
車になんとか押し込んで本日終了。ビールが旨い。
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2005年05月08日
苗植え付け
朝5時に仕事の電話で起こされた。状況を確認しつつ、外にでる。
日陰の状況。朝はこれだけ日当たりに違いが出る。山吹の生垣を低くしないと。
これはラウベの陰
先週の栽培講習会の方法により浸されて植え付けを待つ苗
マルチが水蒸気で蒸れている。
クラインガルテンの直売所では再来週感謝祭。前川牧場のジャージー牛乳のソフトクリームが250円。今から楽しみである。
ジャガイモ。芽かき前
芽かき後。違いがわかるだろうか。
いい加減なアンドン。中に植わっているのはシシトウ。
過保護のナス。ビニールはマルチ兼用でいい加減にかけてあるので、来週までに飛んでしまうかもしれない。
こちらも過保護のミニトマト。姫の畑なので管理はよろしくね>姫
ツルムラサキとモロヘイヤ。ツルムラサキは斜面に地這いにする計画。
レモンバームとセージ。名札の裏には日当たりを好むが夏の直射日光の時だけは半日陰??
そんな都合のいい場所があるわけない。玉露見たいにヨシズでもかけるのか?
ハーブのプライドがあるなら露天で植わってもらおう。
アシタバ。雑草の間でがんばってくれ。ここは畑でもない。
2時半に出て、4時に家に帰着。路は思ったより空いていた。
家のベランダ菜園のサヤインゲンが取り頃である。サヤインゲンは花も綺麗なので花と収穫と2度楽しめる。今晩のみそ汁の具になった。
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2005年05月14日
山吹剪定&第7回栽培講習会
今回は研究員が仕事のため、金曜晩に姫と2人で笠間に向かう。
早めに出てのんびりしたかったが、夕食と風呂、洗濯をすると21:30になってしまった。
姫は助手席にのってデート気分だが、出発後すぐに沈没。笠間23時到着。
東京は14度だったが笠間は7.5度。非常に寒い。
危惧していたナスとミニトマトの覆いはちょっと裾がぱたぱたしていたが大丈夫であった。
さすがに暖房かけて晩酌の後寝る。
朝の確認。いものつるが長くなっている。
レタス。相似形のまま週毎に大きくなっている。新しく出た葉があざやか。
にわかアンドンのシシトウ
小松菜?のすじまき。
さて、今週の作業は伸びすぎた山吹の生垣の剪定である。50cm位のところにヒモを張る。
こんなに切ってしまっていいのだろうか。
それから刈り込み鋏でざくざく。切ってみて驚いたが、生垣の中心部は枝ばかりで葉がほとんどない。このまま枯れてしまうんじゃないかと思いながらも、山吹はやたら丈夫と聞いたことがあるなあと自分に都合のよいことを考え、ざくざく切り進む。最初は少しだけ葉を残しなどと考えていたのだが、だんだん面倒になってどんどん切り進む。あっという間にお昼になってしまった。
姫はガルテンに通う同年齢の子と仲良くなり、誘い合わせて子供どうしで遊んでいる。テントウムシをつかまえたというので、アリマキ牧場に放すことにした。効果のほどや如何。かなり長く張り付いていたので、ちゃんと仕事をしているのに違いない。
払った枝を捨て場に運ぶ姫。
大体終わったところ。結局一輪車で15杯分の枝をはらったことになる。そのうち姫の往復が9回。よく働く。
宅急便でボルネードファンが届く。梱包しているビニールが竜巻型にねじってあるのが洒落ている。笠間のラウベは窓がないため、暑い日はロフトに熱気が溜まる。これで夏のラウベのロフトを涼しくしようという魂胆なのだが、うまく行くだろうか。
試しに上を向けて回しロフトに上がってみたところ、きちんと風が来るのが感じられた。
問題は実用レベルでどのくらいうるさいかだが、やってみるしかあるまい。
山吹剪定でヨレヨレになった後、クラインガルテンそば処でそばだけ買ってきてゆでて食べる。姫と3人前を平らげてしまった。
その後磯蔵酒蔵に行き東京用の稲里純米を購入。車庫にはヒーレースプライトや旧いポルシェが並び、蔵元は相当な趣味人のようである。山新に行き弓竹用クリップを購入するともう15:45分である。急いでクラインガルテンに戻る。
第7回栽培講習会
霜対策。果菜は必要。夜、アンドンの上にかける。昼は取る。(日当たりのため)
トウモロコシもしたほうがよいかも。
病害。
葉は金色に輝く病班。低温の時に出る。温度が上がれば治る。
食害痕。
アブラナ科(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、水菜、青梗菜、大根、かぶ等)の菜っ葉は同じ害虫が出る。
初期はキスジノミハムシ。白い点々がサメ肌のようにできる。貫通はしない。本葉が3~4枚になれば葉の勢いが強くなるので気にしなくてよい。
ネキリムシは軸を囓り、上部が脇に落ちていることでわかる。その軸のところにネキリムシが半分地中に戻って樹液を吸っている。
ヨトウムシは葉の裏に卵を数百個まとめて産む。いちいち葉の裏を確認するのは大変なので、孵ってすぐが勝負。小さいうちは一カ所に固まって食害し、貫通はしないので、500円玉くらいに葉が透けるようになる。それに気をつけて早いうちに潰すこと。個別に行動するようになると一晩で破れ傘のようになるので注意。
アオムシ。葉の端を刳るように食べていく。
キスジが出たら連作はしない。ヨトウムシには防虫ネットが必要。植える時に設置すること。植えて一週間後では遅い(笑)
ただし、防虫ネットは十分作物が大きくなったら取りたい。日光が防虫ネットで2~3割減るので、作物の出来は防虫ネットなしに比べ落ちる。
ナス科。多少喰われるが気にしなくてよい。
コウモリガ。軸の中に入る。潰す。
草取り。6/10の梅雨入りまでに一通り抜く。(それ以降大変な勢いで育つので)
種の水浸。やる必要は特にない。
ヤマイモ。誘引の方法
ネギ坊主。玉ねぎは丸く、ネギは下から徐々に開く。
ネギコガ。7月つゆ明け頃米粒大の茶色のマユが付いている。潰す。タネの歩留まりが悪くなる。
ソラマメのアブラムシ対策
樹勢が衰えなければかまわない。ただ、葉にすじが入って色が変わる病気になることがあり、
その株は抜いて処分する。
木酢液はアブラムシは効果なし(と思う)
実地指導。
鳥よけのヒモの張り方。これでは低い。また畝の上をバッテン掛けすべし。
花房(真ん中の黄色い花が付いているところ、トマトのヘタがすでに付いている)以外の
茎が葉と分かれるところから出てくるわき芽を取る。「こうやって取るんですよ」といった瞬間に斉藤さんが目にもとまらない速さで両手でボチボチと取っていってしまう。本職はその位のスピードで作業するのであろう。
寒さでやられたナス
キスジノミハムシの食害痕
トマトの葉が金色の状態。
何件かの畑を廻ったが、うちの畑よりはるかによく育っている。隣の芝生ならぬ隣の作物である。
あまり気にしないことにしよう(笑)。
18時を廻ったのでクラブハウスから小暮さんの別荘に場所を移し、地物の話し。
大豆
みそや醤油を作るのに使う。近所でずっと作っているもの。農家は特に種類等気にしていない。
畑ではなくて、ラウベ廻りの土手や生垣の間にでも植えるのがよいのでは。
落花生
一度花が咲いたあと、花茎が地中に潜って実をつける。農家では黒マルチで植えるが、黒マルチを突き破って中に入るほど強い。白いものは実が入っているが、黒いものは空のことが覆い。皮をむいて蒔く。
ゴマ
斉藤さんはゴマが本業である。4種類のゴマの試食があった。
樹勢は2m50くらいまで行く。青いうちに取り、乾燥させると実の口が開くので、下を向けるとざらざらとゴマが落ちる。
ポップコーン
ポップコーン。こちらは1m80位。生育期間はかなり長い。カラスにやられるので注意。
試食というより単なるおやつ
子供らは食べるのに夢中
落花生。
おとなしくしている・・・のか?
その後は球磨焼酎を頂きながら、四方山話に花が咲いた。
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2005年05月15日
山芋の誘引
朝ラジオ体操の音で目が覚める。ラウベの屋根からポツポツと雨音が聞こえる。雨でもラジオ体操をやるんだと思いながら起きあがる根性もなく寝ていた。ちと呑みすぎたか。
山芋のつるを誘引するため、篠竹を差し麻ヒモを垣根にわたす。ちゃんと巻き付いてくれるかどうか。
3株目のアスパラも顔を覗かせた。
またアーティチョークにとまっている。巡回コースに組み入れられたか。頑張ってね。
9:15に笠間発、11:00に東京着。
2005年05月18日
たまごっちが欲しいの
早めに帰ると、シッターさんの脇で姫が涙ぐんでいる。
「どうしたの?」と聞くと、「あのね、たまごっちが欲しいの」とのこと。
「何で欲しいの?」
「みんな持っているから。」
「持っていないといじめられたり、仲間はずれになるの?」
「そういうことはない」
「みんな持っているから欲しいんだ。持ってない子はいないの?」
「持っていない子もいる」
「姫も買ったら、持っていない子は自分もかわなきゃと思うのかなあ」
「どうしても欲しいなら、買わないこともないけど、本当に欲しいの?」
「そんなにどうしても欲しいってわけでもない」
「世話していないとうまく動かないんだよね、面倒みきれるかなあ」
「うーん」
「まあ、そんなに欲しいってわけでもないし、いらない」
そろそろこのような問題が出ると思っていた。みんなが持っているものを、みんなが持っているから、という理由で買うべきか。自分の子供時代の記憶がよみがえった。みんなが集めているプロ野球選手のカードや、コカコーラのヨーヨー(年がばれるな)を自分が持っていないことに関する後ろめたさと不安。
「いらない」というせりふも親が言わしたようなものであろう。
ただこのままズルズルと買ってしまうと「みんなが持っている」ことで買うサイクルに組み込まれてしまうだろう。今後出てくるであろうグルーピングの踏み絵にどう対処すればよいのか。
うーん、どうすべきか。悩む。3日間くらい世話をすれば気が済むと思うので、どこかで借りられればよいのだが。
「経済的にどうしても買えないわけじゃないんだから、あっさり買ってやればよいのに。へそ曲がり」という内なる声もする。ただどうしても液晶系のゲームには抵抗がある。電脳迷路ゲームA~!はすぐに買ってやったんだが。
この違いはどこから来るんだろう?悩む。
2005年05月21日
第8回栽培講習会
金曜晩に出かける準備をしていたところ、研究員の元会社の同僚から電話。落ち込んでいるようなので、一緒に笠間につれていくことにする。
23:30に到着。落ち込んでいる理由はその会社の先輩が体を壊してなくなったとのこと。しばし故人の想い出話にふけりながら酒を酌み交わす。これも供養の一種であろう。
翌朝恒例の観察。ついに先人の植えたミョウガがでてきた。今から夏のソーメンが楽しみだ。
山芋。きちんとヒモにまきついている。
当初ミョウガと間違えてかじった紫蘭。綺麗なつぼみをつけている。
アーティチョーク。あいかわらずアリはいるが、葉の勢いがよくなってきた。
シシトウ。こちらはあまりかわらず。
畑の植えていない部分。草がかなりの勢いで増えている。
ミニトマトのホットキャップがなくなっている!軸に被害はないようだ。
とおもったら10M位先の土手まで飛ばされていた。見つかってよかった。
季節外れの凧
上げているのは姫である。風の手応えが楽しそうだ。
こちらは課外授業で借りている斎藤さんのハウス。ヒモが2本渡しており、一番手前がうちの分。
なんと、うちのところだけ草ぼうぼうではないか。これはいけない。あわてて草取りにかかる。
「耕作地の面積=草取りをする必要がある面積」であることを体感する。こりゃいきなり広い畑を借りたらエライコトになりそうだ。
2週間前に、隣の芝生ならぬ「隣の作物はでかい」との警句がひらめいたが、今回は、「となりの畑は草がない」だ。
ほぼ終了。姫も狭いほうを手伝ってくれた。
ハウス隣の課外授業のジャガイモ。こちらは非常に立派な出来である。テントウムシまで真っ赤で色つやがよい。
同僚に草むしり体験だけでは悪いので、笠間稲荷に出かけた。フジの花で有名なのだが、ちょっと盛りを過ぎていて残念。
境内
その後斎藤さんのごまの店を探すも見つからず。実は20m手前で引き返してしまったようだ。
ポレポレシティーで瓶ビールをケース買いし、同僚を笠間駅まで送り届けて戻る。
クラインガルテンに戻ってからも凧揚げに熱中する姫
第8回栽培講習会。
アブラムシ対策:病気を媒介しない限りは放置。病気は葉が黄化する。牛乳まくのは全く無駄。
ハウス内等で1回だけ晴れの日にやるのは効くかもしれないが、牛乳をやると葉がかびることが多く、悪影響。
鳥害対策:双葉(とくにマメ科)は栄養分が入っており、美味しいので鳥がつまむ。鳥よけが必要。
追い肥が必要なもの:トウモロコシ、カボチャ。しないと伸びがわるくなる。
他の果菜 キュウリ、ピーマン、ナス、トマトはやらない。肥やしはあくまで補助剤。やりすぎは禁物。
トウモロコシは追い肥すると実の入りが良くなる。また、トウモロコシの根は真下に生えるので倒れやすい。盛り土をして支えるが、そのときに一緒に追肥する。一株1つかみよりはちょっと多め。
追い肥の判断:夏を越えて収穫するもの、については検討課題。ジャガイモ等は掘ってしまうので不要。
追い肥の場所:茎の真下ではない。樹勢をみて大体相似形に根が張っていると考えられるので、根の先端部分を狙ってやる。
-マルチの場合はどうするのか? 片側ずつめくってやるか、一升瓶に肥を入れ水を張った溶液を作り、
一週間以上フタをせずに放置したものをやる。ただし、田舎の香水。取扱い注意
トマトは追肥不要。追肥すると、茎の根本が細いわりに、上が太くなってくるような状態になる場合がある。
疫病が出る場合があるので注意。疫病は、茎から葉が生えるところの下側が飴色に黒ずんでくる。
ジャガイモの収穫。晴天日に収穫し、紙の米袋に平らに並べ、デッキで1週間干す。光を当てないこと。
収穫した野菜の持ち帰り方。コンテナに入れ、新聞紙で巻き上に濡れタオルを引く。朝、夜露が乾くまえに収穫したい。なぜなら、光合成を始めてしまうと実からでんぷんが光合成に使われるため、朝イチが一番実に栄養が行っている。豆類やトウモロコシはとくに昼だと味が落ちる。
洗うのは避けたい。しなしなになっても洗えば1度はぱりっとする。二度目はない。
発泡スチロールのケースで保冷材を使っている人もいる。
石灰のまきかた。積極的にまかなくてもよい。ただ、ピーマンやナスで尻ぐされが起きる場合はカルシウムが欠乏している。その場合はまく。ただし、乾いた処では吸収されないので注意。
ミツバの植え方。発芽率が悪いので梅雨時期にポット蒔きがよい。底がとんがっている連結ポットがよいのでは。ミツバは端境期に取れるのでありがたい。
ホウレンソウをすじ蒔きにしたが、間引きは必要か?すく必要はない。強い株と弱い株で優勢がきまるので、勝手に淘汰される。
シュンギクは?シュンギクは一本にしないとダメ。シュンギクは1本まるごと食べるのではなく、葉だけをつみとっていく。そのために1株がしっかりしている必要がある。
芽かきは先の部分を摘むのではなく、根に近いところを切る。根に近いところから生えるわき芽のほうが太く丈夫。
あまり菜の花は放置しないこと。来年あやしい芽が一杯でてきて困る。きゃべちんげんとか、こまちんげんとか。
栽培講習会は17時に終わり、18時からは市の職員による意見交換会が行われた。
「活性化」することが大事だが、なにを「活性化」させるのかについて誰も明確な判断ができず困っているようだ。
・5年生の卒業後どうするか
・地域との交流、クラブハウスの活用
・笠間市の合併による役所内の組織検討の中でクラインガルテンがどう位置づけられるか
がメインの話題のようだ。「活性化」の定義について役所とガルテナーで合意できれば後はそれほど難しくないようなのだが、どうも役所再編を踏まえ動きづらいというところではないだろうか。
レタスの外側だけサラダに供した。当研究所が自分で植えたものの初収穫である。
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2005年05月22日
ウォーキング
きのう斎藤さんからいただいたサツマイモ苗を植えたのだが、あまりにも萎れているので不安になって水をやることにした。水をやる研究員
おーい、ホースでなぎ倒すなよ
7:30のラジオ体操のあとウォーキング。後ろ側にイチゴのハウスが広がる。いちごもそろそろ終了か。
今回は南側に展開
里山に上がっていく途中で見事な竹林。タケノコも出ている。
丘の上に広い畑が広がっている
北関東道のための工事で切り開かれている。そこだけは耕作していない。
タバコ。結構葉が大きい。てっぺんが透明で脇が銀色の変わったマルチである。
カボチャ。つるが行儀良く北側に伸びている。なんで?とおもったら、ちいさい弓竹のようなもので行儀よく整列させていた。ちなみにこれは市職員の方の畑である。
工事中の高速道路の橋
クラインガルテン遠景
その後、有志はほたるの里の草刈りに行くが、研究員が午後から仕事のためラウベに戻る。
ツツジが満開。東京より2週間遅れとおもえばだいたい良さそうだ。
ハウスにゴーヤ苗とインゲンマメのタネを植えた。インゲンマメは発芽まで灌水せよとかいてあるが、それはできない。果たして出るだろうか?
その後、カボチャのタネを蒔いて出る。畑がどうもかわきすぎのような気がする。多少圧したほうがよいのかもしれない。10:00出発。八郷を経て12:00帰着。
来週日曜(5/29)はクラインガルテンの日(要するに勤労奉仕)だ。楽しみである。
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2005年05月24日
ガルテナー交流サイト準備中
先の意見交換会で「活性化」について問われたのがきっかけというわけでもないが、交流のためのサイトを準備中です。
・あれ、クラブハウスにどんな掲示が出てたっけ?
・市職員の方の顔と名前が一致しない
・直売場の野菜に名前が書いてあるが、顔がわからない
・ラウベ廻りの改善項目
・交通手段の工夫
・掲示板(種あまってますなど)
などなど、私が個別に知りたい事柄を中心に、まとめていきたいと思います。
とりあえず掲示板だけは作ったので、ガルテナーの方は一言御願いします。
パスワードがかけてありますが、ユーザー名はガルテンのある市の名前、
パスワードはよく駐車場で寝ている犬の名前です。ローマ字半角で入れて下さい。
入れた方は掲示板に一言御願いします。
入れなかった方は直接ご連絡しますので、今週土曜にB21に顔を出して下さい。
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2005年05月28日
第9回栽培講習会
朝の巡回。3つ植えた山芋のうち、残り2つもつるが出てきた。
ミョウガ。後ろは先週刈った草をマルチにしたものだが、タンポポの綿球だけがまん丸に種を飛ばそうとしている。生命への意地か。
フェンネル。ここまで育てば後は大丈夫であろう。
レタス
モロヘイヤは喰われて元気がない。
なんかの幼生。益虫か害虫か。葉を喰っているのはこいつなのか?
ジャガイモ。実はアリがたかっていたり穴ぼこがあいていたりする。
枝豆の芽が土を割って出てきている。相当な力持ちである
サツマイモのつる。なんとかついたようだ
ルッコラの若芽
アーティチョーク。あいかわらず相似形。
向かいのアーティチョーク。大きくなるとこんなになる。
石垣にワイルドストロベリーがたわわに実っている
早速収穫
ホウロウなべがないので、コーヒーポットでストロベリーを煮る
おおーっ煮立ってきた
ワイルドストロベリーのジャムはいちごのジャムと違い、酸味があって赤色が美しく力強い。美味。
他のラウベでは入り口にアーチを設けているところもある。バラが美しい。
斎藤さんが笠間の市内でやっているごまの店。斎藤さんの本職はごま栽培である。
ごまの店は東海の酒蔵の右隣である。
ちなみに、ブランド名は「ひょうたんからごま」というのだが、単なる駄洒落だけではない。ひょうたんの形の焙烙があるのである。
栽培講習会メモ:
土を寄せる作業。
ネギ、ジャガイモ、長芋、里芋、キュウリなどの根の浅い作物は、土寄せをするときに根を傷める可能性があるので、近くを削らず、離れた場所から土をもってくるようにする。
草が生えないために土寄せをするのであるから、わらを敷いたりしてもよい。ただし、この手の作物はわらの下まで根が生えているので、わらを一度敷いたら動かさないように。
盛夏に夏季休眠する作物があり、伸びがとまることがある。
ジャガイモの収穫の目安:
掘る目安は葉が枯れてから。葉が黄ばみだしたら、栄養がイモに溜まってくる証拠。
さぐり堀り。収穫直前になるとイモが突然大きくなり、土が割れてくる。その下にはイモがあるはず。このようなときに雨が降るとイモが露出して傷むので、土がしっかりかかっていることを確認する。
地下部の作物の収穫は晴天日に行う。
掘ったイモは陰干しにし、米袋に一列に寝かせ、デッキの上で一週間陰干しにする。そのあと新聞紙にくるんで冷暗所に置く。呼吸しているのでビニール袋で密封しないように。
品種によって発芽温度に差があるので、長期保存したければ発芽温度の高いものにすべし。
季節の野菜の収穫どき:
タマネギは倒伏したら。上部が元気がなくなってぱたりと倒れる。上の栄養が全部球に行った証拠。
人参。肩が怒り肩になったら。すじまきすると、収穫時期に怒り肩になるので地面が割れてくる。
最初は細かい根が生えているが、収穫時期は根っこがなくなり、つるつるになる。それ以降だと花が咲くモードになるので、また細かい根が生えるようになる。
植えるのは五寸人参がおすすめ。
トウモロコシ。下から実が入ってくるので、上から軽く握るとどこまで入ってきたかわかる。めくるべからず。
カブやホウレンソウなどの菜っ葉類。下の葉が黄ばんだらそれ以上大きくならない。
食害。エダマメやトウモロコシはカメムシが出たらお手上げ。完全防除するか、人より先に作るか?
「春作は急がないでよい」と「人より先に作る」が同居するのがこの講義の面白いところである。
質問:ズッキーニの葉が白くなっている。うどんこ。ホットキャップを取ったらなくなるかも。
Nを追加。葉が元気になるのでは。基本的には出る前に対処したい。
ニラ、里芋、ヤツガシラの苗が希望者に配られた。
ニラは分球で増やす。密に生えてくるとだんだん葉が細くなっている。そうしたら分球。
その後巡検。
ヨトウムシが集団で孵ったあと。防虫ネットをはったがその時には遅かったか。
レタスの収穫の目安。葉の内側からどんどん大きくなっているため、上の葉がおされて角張ってくる。
球が中身がつまって硬くなってくる。ちなみにこれはまだ育つ余地がある。
アスパラ。たぶん3年生。直径が10円玉くらいありそうな大木である。
タマネギの倒伏
そらまめの収穫の目安。黒い筋がでてきたら。
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2005年05月29日
クラインガルテンの日
朝はラジオ体操の替わりにクリーンアップ作戦(近所のごみ拾い)に参加。
分別する姫
ミニトマトに花芽が付いている
ナスにも花芽
ペットのホットキャップ内のカボチャ
スイカのホットキャップはつゆで真っ白。ウリハムシ対策なのだが密閉しすぎか?
今回入手した花鋏と剪定鋏。花鋏は優秀で麻ひもがすぱりと切れる。剪定鋏は篠竹を切るのに使う。
両方ともアルスコーポレーションの製品。良く切れる。
キャンプ場のテントのようだ。
トウモロコシ。鳥害対策にいちおうヒモを張る。
アスパラ。以前勝手に生えてきて移植しようと思ったら軸が折れてしまったもの。新しい芽が出てきた。
さあ、9時になった。これからクラインガルテンの日である。続々と集まるガルテナーの姿は刑事ジョン・ブック 目撃者のハイライトシーンを彷彿とさせる(笑)
農政課長の檄のもと、共用部分の草刈りが始まった。
ちなみに着手前の状態
みんなで作業中
石垣のスギナの中にいちごが隠れている。
ほぼ終了
配給を待つガルテナー
炊き込みご飯と蕗の煮付け、大根の漬物、キュウリとキャベツの漬物
街道では自転車レースが行われている。ツール・ド・まかべというらしい。100kmも走るようだ。
ズッキーニを蒔いた。鳥害+保湿のためにペットボトルのホットキャップを置く。
アスパラの倒れ防止に麻ヒモを巻く。
そのあと栃木のひいじいの見舞いに行って帰る。6時半帰着。
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